日本音楽学会中部支部

支部事務局  〒466-8666 愛知県名古屋市昭和区八事本町101-2
中部大学文化科学研究所 明木茂夫 気付
TEL 052-835-7194 FAX 052-835-7192

 このHPは、日本音楽学会中部支部の支部会員の皆様に定例研究会案内、定例研究会報告、支部通信の一部などを随時お伝えしていきます。 なお、学会組織、規約、入会案内、全国大会案内、等につきましては、「日本音楽学会」のHP( http://www.musicology-japan.org/)をご覧下さい。


最新ニュース (2018.11.7)

【第124回 日本音楽学会中部支部 定例研究会】



日時:2018年(平成30年)12月15日(土) 13時30分~
場所:名古屋芸術大学東キャンパス5-301 教室

司会:金子敦子(名古屋芸術大学)

【研究発表】
【発表者・発表要旨】

1. 七條めぐみ(日本学術振興会特別研究員PD/愛知県立芸術大学(非)講師)
  大正期の名古屋におけるドイツ兵俘虜の音楽活動
       ―板東、習志野の両収容所の事例と比較して

   第一次世界大戦で日本軍の俘虜となった中国・青島のドイツ軍は、1914(大正3)年10月から1919(大正8)年12月にかけて、 日本各地の収容所に留め置かれた。最終的に整備された6か所の収容所のうち、例外的に大都市の中に作られた名古屋収容所では、 俘虜による地元企業への技術移転が進んだ。同時に、住民と俘虜の文化交流も行われ、音楽面ではいとう呉服店少年音楽隊による演奏披露や、 俘虜の楽団による鶴舞公園での公開演奏会などが挙げられる。
 本発表ではこのような名古屋におけるドイツ兵俘虜の音楽活動および住民との音楽交流に関して、板東(徳島)、習志野(千葉)の 両収容所の事例と比較しながら、その特色を明らかにする。


2. (ヅォンティンティン)(中部大学国際関係学部)
   中国琵琶ティンティンが語る―五行と五臓と五音

 中国紀元前の医学奇書『皇帝内経素問』の中に音楽と医学の関係についてこのように書かれていた、「亦楽亦薬 楽先薬後」 (病があれば先に音楽を聴く、そのあと薬を飲む)。古代の中国と日本は養生学を重視し、音楽を聴く時刻、楽器の選定、 楽曲の選定など全て五行と五臓の特質に合わせて行う。本発表では、生の演奏に合わせて、古代の音楽療法を探求していく。


3. 馬場雄司(京都文教大学 総合社会学部 総合社会学科 教授)
  農村のポピュラー文化
    ―タイにおけるグローバル化と伝統文化保存・復興運動のはざま

  従来、「ポピュラー文化」は「伝統的な民俗文化」に対照されるものとされてきたが、今日のタイ農村の生活は都市と連続しており、 儀礼における音楽・芸能も都市の影響を受けた変化がみられる。ここには、「伝統」の見直しへの動きと「伝統」にこだわらない動きがみられ、 それは、都市と農村の間で揺れ動く人々のありかたそのものを象徴している。また、こうした都市と農村の連続性やグローバル化を容認しつつ 「伝統文化」を模索する二名の大学の音楽教員の地域の「伝統音楽・芸能」への関わり方をとりあげ、グローバル化と伝統文化保存の動きのはざまに ある様々な模索の様相を示したい。
(福岡正太・福岡まどか編『東南アジアのポピュラーカルチャーアイデンティティー・国家・グローバル化』スタイルノート、2018に掲載の拙稿の紹介)

【第125回 日本音楽学会中部支部 定例研究会】



日時:2019年(平成31年)3月23日(土) 13時30分~
場所:愛知県立芸大サテライトキャンパス(予定)

1.【教育フォーラム】(卒論・修論)

2.【研究発表】(会員の博論、他)

■日本音楽学会では、会員の皆様より、研究発表と支部通信への投稿を随時受け付けております。 研究報告、研究ノート、書籍・CD紹介等も歓迎致します。発表・掲載時期、原稿の量などにつきましては、あらかじめ支部事務局にお問い合わせ下さい。 ただし日時、枚数等、編集の都合によりご希望に添えない場合もありますのでご了承下さい。